ねりまSSC 地域総合型スポーツ

スポーツクラブ紹介

7つのSSCの誕生

 平成13年、総合型地域スポーツクラブ(SSC)の設立に向け、練馬区体育指導委員が中心となり、「SSC育成推進委員会」を設立しました。その後、地域でのスポーツ活動を継続的に行うとともに、クラブ設立への取り組みを進め、平成15年、「SSC育成推進委員会」が6つの区立体育館を拠点とする「総合型地域スポーツクラブ(SSC)」へ生まれ変わりました。
 そして、平成21年、7つ目の区立体育館として中村南スポーツ交流センターが開館し、この開館にあわせて、区内7つ目の総合型地域スポーツクラブとなる「豊玉・中村地域スポーツクラブクラブプラッツ」を設立しました。

地域のみんながスポーツクラブ会員

 この総合型地域スポーツクラブは、区民を対象とする地域のクラブ組織ですから年会費を納めれば、だれもが会員となりクラブ活動や事業に自由に参加することができます。しかし、このクラブは、会員となったメンバー自らもクラブの運営に積極的に参加して、「クラブの発展」のために何かしらの役割を担っていただくことが求められます。地域のみんなで創っていくスポーツクラブでもあるからです。

NPO法人としてのスポーツクラブ

 7つのSSCは、いずれも「特定非営利活動推進法(NPO)」法にもとづく特定非営利活動法人(NPO)の認証を取得して活動する団体となりました。
 スポーツや文化を含めた地域での非営利活動を通じて、地域の社会教育の推進やまちづくり、地域の活性化に貢献する役割をスポーツクラブの活動を通して果たしていくことになります。ボランティア活動の推進を基本としながらも、スポーツクラブの維持・運営のために必要な収益事業も行っていきます。

生涯スポーツ社会への架け橋、SSC

 今日、わが国の青少年スポーツを伝統的に支えてきた学校運動部活動も、少子化や、教員の高年齢化、学校週五日制等によりその活動のあり方が問われています。また、社会人スポーツの分野においても、企業のスポーツからの撤退もあり、伝統的チームが廃部となるケースも出てきています。
 こうした状況のもとで、わが国では、子供からお年寄りまでが一緒に地域でスポーツ活動が楽しめるようにしていくために、地域を基盤としたスポーツクラブの育成が課題となっています。そのモデルとされるのがヨーロッパ各地に見られる100年の伝統をもつ総合型の地域スポーツクラブであるといわれています。

SSCの地域への定着をめざして

 練馬区は、平成12年から3か年にわたり文部科学省の総合型地域スポーツクラブ育成モデル市区町村として補助を受け、SSCの育成を図ってきました。今後も練馬区は、生涯を通じて、誰でもいつでもスポーツを楽しみながら、地域のみなさんが健康で生き生きと交流し暮らせるような豊かなスポーツ環境創りをめざして、SSCの地域での一層の定着をめざして育成・支援を行っていきます。